1.池王宮

  1. 地点:福建省厦門市同安県馬巷鎮馬巷
  2. 創廟年代:明代(16世紀末頃?)明天啓年間(1620‐1627)に現在の地に移転。1917年重建。
  3. 主祀神明(生日):池府王爺(6月18日)
  4. 配祀神明及び同祀神明:大夫人、二夫人、大公子、二公子、三公子、四公子、五公子、六公子、周府大元帥(同安南橋の大蛇の化身)、石府先鋒(巷南□埔「風獅」の化身)、殿前指揮使黄府大将軍、鄭将軍、田将軍、黒・白二将軍、黒虎大将軍、中壇爺、斉天大聖、韓府娘娘、馬使爺、文書呉舎人。
  5. 祭祀圏:馬巷五甲尾(人口約5000人くらいか? 雑姓)。
  6. 王爺の起源:池王爺は、南京人、池然という名で、字は逢春、またの名を徳誠。萬暦3(1575)年の挙人で、武進士に及第(文進士は受からず)。道台として州へ赴任することになった(一説では、知府)。
    途中南安と同安の境近く、馬巷の東七キ口の小菅嶺(馬巷池王宮管理委員会(1990) によれば、「小盈嶺」)で天使が玉皇大帝の命を受けて州へ行って瘟薬をばらまこうとしているのを知り、人々を助けるため自ら瘟豆を飲み込んだ。すると、顔が真っ黒になって発作を起こし、小盈嶺で亡くなった。馬巷までやってきて亡くなったという説もある。
    天使が天庭に戻って玉皇大帝にこのことを報告したので、玉皇大帝は彼の魂を慰撫するために「代天巡狩」という封号を与え、馬巷に赴任させた。
  7. 送王船儀礼:無。
  8. 巡境(有無及び範囲):有。五甲尾。
  9. 分霊:分香廟は、大陸に364宇あるというが、既に連絡が途絶えたり、廟そのものがなくなったところもある。現在までに謁祖にきたことがあるのは100余り。台湾の分霊廟は300宇程。他に、マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピンには700宇くらい。
  10. 管理組織:1989年台湾の「進香」団(巡礼団)を接待する必要から結成された。厦門市が指導して選出。

重建中の廟の外観 19951226

池王像 19951226

廟前の街路 19951227

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