10.王爺公壇

  1. 地点:福建省龍海市石碼杉排尾。
  2. 創廟年代:不明。
  3. 主祀神明(生日):千歳(3月24日)、朱府王爺(6月8日)、船王爺(11月2日)。但し、主な祭典は11月2日。
  4. 配祀神明及び同祀神明(生日):福徳正神(8月15日)、玄天上帝(3月3日)、太子爺(4月9日)。
  5. 祭祀圏:一三条街(九庵、10祠堂)。
  6. 王爺の起源:王爺はもとは36進士(宋代と思われる)で、生前、官僚の椅子がうまっていたので官位につけなかった。
    皇帝が奸臣の言を聞いて、この36人を道士の法術で殺してしまった。そのため、彼らは死にきれず、様々な悪いことをした。皇帝も彼らを怖がって王爺という称号を与えた。
  7. 送王船儀礼:あり。玄天上帝が入座するときにやる。解放前は、3メートルくらいの木製の船を水に流した。中にお茶や米、食べ物、紙人などを載せた。現在は紙製の船を11月1日に焼く。
    この日は、「謝平安」の日。「請王」は、毎年農暦2月に日を占って外海(鶏嶼が見えるところ)へ行って迎える。この時、神像ももっていく。送るときは、招いたところへ行って送る。どの姓の王爺が来るかは決まっていない。
    どちらにしても、本当の神は外海にいる。廟に常駐しているのは分身。「老大(村の長老)」が「童(シャーマン)」に何の神が降臨したのか神意を聞く。
  8. 巡境(有無及び範囲):瘟疫が流行すると、で1つの令牌を選び出し、半日遊境した。
  9. 分霊:不明。
  10. 管理組織:不明。

左から千歳、朱府千歳、船王爺 19960103

廟の外観 19960103

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