27. 嶼宮三王府

1. 地点：石獅市永寧鎮沙堤村
2. 創廟年代：明崇禎三年（1629年）。「紅蛇」が「鶴子（海鳥）」を追って海岸まできたところ、ここで蛇はもう追いかけなくなった。そこで、この地の地理がよいということで、建廟した。しかし、何度廟を建ててもすぐに水に流された。
   そこで、「水興公」を勧請して水を鎮めてもらってからようやく、廟が流されなくなった。現在でも、満潮時には、廟のあるところは孤島になる。
3. 主祀神明（生日）：池府（5月13日）、朱府（8月13日）、温府王爺（1月13日）。
4. 配祀神明及び同祀神明：水興王、水夫人、三夫人、七代巡爺、王船、馬神、神馬。
5. 祭祀圏：沙堤村の「当境」ではない。当境神で解決できないことをここで解決する。
6. 王爺の起源：ある人の夢に、三本の木材が流れてくるというお告げがあり、海へ行ったところ見つかった。三人は、状元、榜眼、探花。
7. 送王船儀礼：無。
8. 巡境（有無及び範囲）：祭典は8月15日で、2日間「開壇（）」する。
9. 分霊：恵安、厦門、同安、州にある。台湾（台東）、シンガポール、香港からも進香に来る（但し、分霊廟があるか否かは不明）。
10. 管理組織：不明。

廟の内部 19961231

番王爺像 19961231